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事例紹介

005

インタビュー日 /

Kさま邸

エリア
東京都北区
物件種別
マンションリノベーション
工事期間
約4ヶ月

好きな家だから、家で過ごす時間が楽しくなった

K様の「住まいを自分たちで育てていく姿勢」は、これからのリノベーションの在り方として非常に参考になるものでした。予算の関係で一度は諦めた造作棚を、引き渡し後にDIYで完成させたスライド収納。20年前の中古照明をご自身で蘇らせるセンス。木部をアカシア系で統一し、ボックスがシンデレラフィットするように1mm単位で調整する緻密さ。こうした工夫の一つひとつが、住まいへの愛着を深め、「好きな家だから、家で過ごす時間が楽しくなった」という実感に!住まいは「完成したら終わり」ではなく、「暮らしながら育てるもの」。ご夫妻の言葉の端々から、そのスタンスが一貫して伝わってきました。

特にお気に入りの場所はどこですか?

K様:カウンターですね。友達が来たときに座ってもらって、料理を出したり会話したりできるので、すごく気に入っています。
リビングが広くなったのと、ワークスペースから外が見えるのが気に入っています。在宅で過ごす時間が多いので、それは大きいです。
最初はキッチン側がもう少し上がる案もあったんですけど、最終的には、汚れが飛びにくく、でもフラットすぎない、ちょうどいい段差に落ち着きました。洗い物や生ゴミがリビング側から丸見えにならないので、非常に使いやすいです。人が来ると、ここはよく気づいてもらえます。

DIYで作ったスライド収納と照明

予算の関係で造作棚を一度は諦めたのですが、やっぱり諦めきれなくて。自分でスライドレールや棚板を1mm単位でオーダーして、無印良品のボックスがシンデレラフィットするように自作しました。引き渡し後に1ヶ月ほどかけて完成させた自慢のスペースです。木の素材感も、全体をアカシア系でそろえるように意識しました。

素材選びと住んでみて気づいた改善点は?

スイッチとコンセントですね。これは本当によく考えた方がいいと思います。
家具を置いたら使いづらくなる場所もありますし、「この上にあった方がよかったな」と思うところも実際にあります。

あと、照明計画ももう少し余裕を持って考えたかったです。
スポット中心で雰囲気はいいんですけど、パッと全体を明るくしたいときには、
もう少し広がる光があってもよかったかなと。雰囲気は気に入っているんですけど、生活してみると別の見え方もあります。
小上がり下の収納は容量自体はあるんですけど、頻繁に使うものを入れるなら、上から開けるより引き出しの方が使いやすかったかもしれません。

これからリノベする人へのアドバイス

見た目の良さはもちろん大事ですが、実際の使い方をかなり具体的に想像しておくことが大切だと思います。家具を置いたあとの動線、コンセントの位置、照明の広がり方、収納の開き方など、毎日の動作に直結する部分は特に重要です。

一方で、自分たちらしい工夫を入れていく余地があると、住まいへの愛着はぐっと深まります。完成した瞬間ではなく、住みながら育っていく住まい、という感覚が近いかもしれません。すべてを完璧に作り込もうとせず、自分たちでDIYして「家を育てていく」余白を残しておくのも楽しいですよ。

編集部コメント

住まいは「完成したら終わり」ではなく、「暮らしながら育てるもの」。
ご夫妻の言葉の端々から、そのスタンスが一貫して伝わってきました。
“物がない”と言われるほど片付く収納計画、視線が抜けるキッチンからの景色、白のトーンを丁寧に選んだ落ち着き、そして家族が増える未来を見据えた余白。入居後約1 年というタイミングだからこそ、「良かった点」だけでなく「冬の寒さ」などのリアルな実感も含め、これからの住まいづくりにとって大切なヒントが詰まったお話を伺う事ができました。

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